ギター事始め23
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作成日時 : 2007/12/05 20:59
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また音楽系のお話に戻るようよ。良い加減な学園話も面白いけれど。
その頃は毎日実習室でキムラ君と演奏していたな。初めはね、何と私が唄う事が多かったのよ。と云うのもキムラ君歌が苦手そうだったし。音楽の授業で筆記はとても良い成績なんだけど歌唱が今ひとつ、と云うか普通の人のキーでは合わないのね。ものすごぼそぼそ下で唄うか思い切って上で唄ってすっとんきょうになるかのどちらかであった。独唱の試験の時、キムラ君の番が近付くとクラス中期待感でふくらんで来る。今日はオクターブ下なのか上なのか。いよいよ出て来た。ぼそぼそと唄い出すがやっぱり地味だと思ったのかいきなり上に出て叫び出す。ふくらんだクラスの空気が破裂するのでありました。
もうその頃はオープン・チューニングも覚えてエルモアの曲等演ってはいたのですが、エルモアの節回しはさんざん聴いて分っているのにもうもどかしい訳。Dust my bloomって曲の唄い出し「I'm gonna get up in the morning〜」これがもう唄えない。何か違うのよ。ふと思いついてキムラ君も良く知ってる曲だし唄ってみてと云った。「え〜、ほんまにぃ......」とか云いながら曲を始めた。唄い出した。凄いのだ。声の質、節回し共に。しかもすでに強力な個性が有る。当然その日からリードヴォーカルはキムラ君、と決定されたのです。いやぁ、しかしあの時ゃ本当に驚いた。
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